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急性虫垂炎(盲腸)の症状と回復まで(体験談)

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盲腸(急性虫垂炎)になりました。はじめての盲腸は恐怖と痛みとの戦いでした。症状が出たのが夜であり、緊急外来へ駆け込んだりと珍しい?経験尽くしでした。それでは私が経験した盲腸発症から回復までの流れです。

 

盲腸の症状

https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/appendicitis/

私の盲腸の痛みはみぞおちの痛みから始り、数時間後には右脇腹の痛みへと変わっていきました。最初は我慢できるレベルの痛みですが徐々に強くなっていきます。激痛という訳ではありませんが、耐えがたい苦しい痛みが長時間続きました。

 

盲腸(急性虫垂炎)発症

 その日は知り合いと飲みに行っていました。おいしいビールとご飯を楽しんで、家に帰ろうとするとみぞおち辺りに少し痛みを感じました。お腹が冷えたのかな?と思いましたが電車に乗っていると徐々に痛みが強くなってきました。マイクタイソンにボディーブローを喰らって2日経ったような痛み。。痛いけど我慢はできる。でも痛い!

 寒気も感じていたので帰宅後、お風呂に入ると少し痛みも和らぎました。このとき腹痛を感じ始めてから1時間程度が経過していました。お風呂から上がるとまた痛みが増してきました。バファリンを飲むも効果なし。気持ち的にはまだ張り合いを保っており、痛みなぞに負けるものかと思っていました。

 

緊急外来へ(1回目)

 みぞおちの痛みは治まることもなく、徐々に強さが増していき、また37度強の微熱もあることが分かりました。「みぞおち、痛み」とGOOGLE先生で検索すると重大な病気がひっかかったので心配になり病院へ行くことに。夜も遅い時間であったため、妻が調べてくれた近所の休日夜間診療所に向かいました。救急車を呼ぶのが忍びなくタクシーで病院へ。気持ちはすっかり痛みに負けて神様たすけてと祈っていました。。

 診療所に到着し直ぐに診療してもらい、痛みの度合いと箇所を伝えたところ、「虫垂炎の可能性があります。痛み止めと抗生物質を処方するのでそれを飲んで様子をみてください。」とのことでした。

 痛みの原因が分かると少しほっとします。このとき腹痛が始まってから3時間程度が経過していました。先生の診察があっさりしていたので少し拍子抜けですが、処方された痛み止めに期待して帰宅しました。

 

緊急外来へ(2回目)

 痛み止めを飲むとそれが効いたのか少し腹痛が緩和されましたが、そう思ったのも束の間。時間と共にまたじわじわと痛みが増してきました。この時、すでに深夜1時頃。痛み止めを追加で飲みたかったのですが、追加で飲む場合は4時間空けてくださいと言われていたので飲めず。その後、嘔吐。

 見かねた妻が公共サービスの緊急電話相談に電話をしてくれました。緊急電話相談とは夜間でも専門医に電話相談ができるサービスで地方自治体が提供してくれています。電話越しに症状を伝えると専門のスタッフさんが緊急外来を受診すべきかどうか判断してくれます。そして、近くの受け入れ可能な緊急外来を教えてくれます。

結果、今すぐ緊急外来を受診してくださいとのこと。ついでに救急車を呼ぶべきかも質問したところタクシーでも大丈夫ですとのこと。そして紹介された緊急外来へ。このとき深夜2時頃。診療の結果、やはり虫垂炎とのこと。

 私の盲腸の原因は胃腸の調子がかなり悪く、それが原因で虫垂炎になっているとのことでした。胃腸を動かす薬と痛み止めを点滴してもらいました。点滴を打ってもらうも痛みは回復せず。。先生に再度症状を伝えると、点滴の処方を変更してくださり、これにてなんとか痛みは治まりました。痛みが治まって家に帰ったのは朝の4時頃。痛みで眠れなかったのもあり、ほぼ徹夜で盲腸と闘っていました。辛かった。。

 

自宅療養

 緊急外来に行った次の日はドクターストップにより、まる1日食事をとりませんでした。ポカリと処方された薬を飲んだだけです。胃腸が弱っているので、食事をとらず、ゆっくり胃を休めてくださいとのことでした。お腹は時折痛むけど、そこまで気にはならないレベルまで回復していました。微熱は継続。

 翌日(2日後)はかなり緩いおかゆを食べ始めました。特に問題もなくおかゆを食べて眠るという繰り返しでした。ようやく熱も下がってきました。少し食欲も出てきたので追加でゼリーを食べました。

 翌々日(3日後)、おかゆとお豆腐や焼き魚などの消化が優しそうなものを食べました。特に問題もなくお腹の痛みもほとんどなくなりました。歩くと少しお腹に響くときがありましたが、もうほぼ全快と言って良いような状態でした。

 

回復してその後

 その後、再度通院しCTにて虫垂炎の炎症度合いを確認してもらいました。CTスキャンで虫垂を確認し、その大きさで炎症度合いが分かるようです。炎症は治まっているので、このまま様子見でも良いし、手術でとっても良いしどうする?と聞かれ無難に様子見を選択しました。術後1ヶ月程度ですが今のところ虫垂くんはおとなしくしてくれています。

 しかし虫垂炎の再発率は1~3割程度なので、恐い場合は再発していなくても、おりをみて切除しても良いとのことでした。手術は手術で恐いのでしばらく様子見です。

 はじめて盲腸になって、その痛みが思ったよりも強かったこと。腹痛の原因が分からないと不安感が強いこと。緊急外来のありがたみなど、多くのことを学んだ盲腸でした。 

Good Health, Good Life! 

 

夜間盲腸になったときのお勧め行動(今回の反省を活かして)

まずは緊急電話相談に電話

腹痛に耐えながら2回も病院へ行くことになりましたが、1回目に夜間診療所に行くのではなく、まずは緊急電話相談に電話をすべきだったと思います。そうすれば、一回目から緊急外来で診療と治療を受けることができ、腹痛に悩まされる時間も少なかったと思います。夜間診療所は本格的な治療は出来ないようで、症状が強い場合は緊急外来が良いと思います。いずれにせよ、急に症状が出たときにどうするか、その判断は難しいので、緊急電話相談などを使い専門家に判断を仰ぐことがベストと思います

 この緊急電話相談は住む地区によって名称や問い合わせ先が異なります。そもそもこういったサービスが無い地方自治体もあるかもしれません。まずは、そういったサービスを調べ電話番号をスマホに入れておくと良いでしょう

 

緊急外来を把握しておく

家の近くの緊急外来を把握しておくことはとても重要です。緊急外来は大抵、住まいの近くに数カ所あり、評判もまちまちです。評判が良いところを予め把握しておくと、いざというとき、慌てずまた質の高い診療を受けることが出来ます。特に急に痛みが発生するととても不安になります。そんな時、事前に評判の良い緊急外来を把握しておくととても助けになります。

 

タクシーアプリは便利

 JAPAN TAXIは夜中でも簡単にタクシーを呼るアプリです。家の住所を登録しておけばいちいち迎車地点を伝える必要もありませんし、支払いもクレジットカードで済みます。あわててしまいがちな緊急時に、簡単にタクシーを呼べるアプリはとても便利でしたので事前に入れておくと良いです。

https://japantaxi.jp/